【スタートアップピッチ資料】プレゼンで投資家の反応が変わった

本記事では、AIによって個人に最適なサプリメントプランを提案するスタートアップWellbeing Labさまに、スタートアップピッチ用資料の外部作成支援を通じて得られた変化や気づきをお伺いしました。Business Jungleとの協業で、資料づくりがどのように進み、どんな価値を生み出したのかを、リアルな声でお届けします。

本記事の監修 松浦英宗(まつうらえいしゅう)
創業・事業成長に必要なサービスをオールインワンで提供するBusiness Jungleの代表。
外資系戦略コンサルティング会社(アーサー・ディ・リトル・ジャパン)などにおいて、事業戦略立案や資料作成に関する豊富な経験を有する。

スタートアップピッチ資料の例(抜粋版)

なお本記事に登場する企業名・担当者名および資料内容は、機密保持契約に基づき、実際の内容から変更しております。ご了承くださいませ。

最初は、自分たちでどうにか作ろうとしてました

Business Jungle
今日はよろしくお願いします!まずは、ピッチ資料づくりをご依頼いただいた背景についてお伺いさせていただきます。最初は自社で作られていたとおっしゃっていましたが、実際取り組んでみていかがでしたか?

Wellbeing Lab 高橋さま
はい、よろしくお願いします!最初はもちろん、自分たちでなんとか作ろうとしてました。僕ら自身が一番事業に詳しいですし、「どう見せたいか」も明確にあるつもりだったので。でも実際にスライドに落とし込んでみると、想像以上に難しかったですね。

というのも、話したいことは山ほどあるんですが、それを限られた枚数で、しかも論理的に伝えるって本当に大変で。資料を作りながら「これは投資家に響くのかな?」と何度も手が止まりました。数字の使い方や構成にも自信が持てなくて、結局は“熱量だけで押し切る資料”になりがちだったんです。

Business Jungle
よくあるパターンかもしれませんね。伝えたいことが多い分、構成が難しくなるという…。

Wellbeing Lab 高橋さま
まさにそれです。自分たちではつながっているつもりでも、外から見たら散らかって見える…。そんなとき、Business Jungleさんのサービスを見つけまして。思い切って相談してみました。

Business Jungle
ありがとうございます!そのとき、私たちにはどんなことを期待していましたか?

Wellbeing Lab 高橋さま
まずは、頭の中にある情報を伝わるかたちに整理してくれることですね。僕らの熱量や構想を、相手にちゃんと伝えるための翻訳者になってくれるんじゃないかって、そんな期待がありました。

一緒に作っていく中で、資料の精度が変わってきた

Business Jungle
ご依頼いただいた後、実際に一緒に作っていく過程ではどんな印象がありましたか?

Wellbeing Lab 高橋さま
資料作成のやり取りのなかで、すごく丁寧に話を聞いてもらえたのが印象的でした。僕らのビジネスモデルや顧客ターゲット、現状の課題やこれから実現したい未来像まで、細かく深掘りしてもらって。しかも「これは資料でどう表現するのか」まで同時に考えてくれるのがありがたかったです。

そこから骨子案が出てきたときに、「あ、こうやって整理されるとわかりやすいな」って思いました。自分たちが普段使ってる言葉でも、視点を変えて並べ直すと、伝わり方が全然変わる。資料って情報の再構成なんだと実感しました。

あと、投資家が重視する視点で見てもらえたのも大きかったですね。僕たちが「伝えたい」と思っていた内容のうち、意外と“響かない部分”と“刺さる部分”があることを、構成提案のなかで示してもらえて。それだけでも勉強になりました。

自分たちだけでは気づけなかった視点が多かったです

Business Jungle
ピッチ資料って、どこに何を書くかがすごく大事ですが、その点はいかがでしたか?

Wellbeing Lab 高橋さま
めちゃくちゃ大事でしたね。スライドの順番ひとつで、伝わる印象が変わるんだっていうのを実感しました。特に、僕らが最初に1ページ目に持ってきていた内容が、実は後半で語った方が効果的というアドバイスをもらって、それで資料のテンポが一気に良くなったんです。

他にも、競合比較の見せ方や、課題設定のページの表現方法など、自分たちでは絶対に思いつかない視点をたくさんいただきました。資料を作っているというより、事業そのものを見直してるような気分になっていましたね(笑)。

あと、「何を削るか」の視点も本当に重要だと思いました。どうしても全部伝えたいって思ってしまうんですが、それをそぎ落として、本当に伝えるべき部分に集中させる…この考え方は、今後自分たちだけで資料を作るときにも活きると思っています。

投資家の反応が変わって、「やってよかった」と実感

Business Jungle
完成した資料を実際に使ってみて、まわりの反応はいかがでしたか?

Wellbeing Lab 高橋さま
以前のピッチでは、説明の途中で質問が飛んできたり、「これはどういう意味?」と聞かれることが多かったんですが、この資料を使ってからは、流れを止めずに最後まで聞いてもらえるようになって。終わったあとには「構成がすごく良かった」と言っていただけたこともありました。

何より、こちらとしても話していてすごく自信が持てました。資料が論理的に整理されていることで、プレゼンの中でも感情だけじゃなく、信頼をもって語れるようになったというか。ピッチって、熱意と構成のバランスがすごく大事だなと改めて思いました。

資金調達も無事に完了できて、最初のアプローチ資料としてこのピッチがあったからだと本当に思っています。作って良かったと、心から思える経験でした。

資料づくりに悩んでるなら、相談してみるといいです!

Business Jungle
最後に、ピッチ資料づくりで悩んでいるスタートアップに向けて、何かアドバイスをお願いします!

Wellbeing Lab 高橋さま
そうですね…。資料って、作ってるときは「どれも大事!」ってなりがちですが、実は何を削るかのほうが大事だったりするんですよね。だからこそ、他人の視点、それも第三者かつプロの目線で見てもらうことって、めちゃくちゃ価値があります。

自分たちだけで抱え込んでいたら、きっと今のような納得のいく資料はできてなかったと思います。Business Jungleさんみたいに、事業への理解と共感を持ってくれるパートナーがいると、アウトプットも自然と変わっていきます。

自分たちの事業に本気だからこそ、資料に納得いかなくて…でもBusiness Jungleさんと作っていく中で、だんだん「これなら伝わる」って感覚になっていったんです。正直、お願いしてなかったら、今のピッチはなかったと思います!

Business Jungle
本日はお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。また次回もご依頼いただいておりますが、そのときもよろしくお願いいたします!