【サンプル・見本あり】パワーポイントで事業計画書を作る方法|プロが徹底解説

【サンプル・見本あり】パワーポイントで事業計画書を作る方法|プロが徹底解説

事業計画書は、事業の全体像や将来の方向性を整理し、第三者に伝えるための重要な資料です。新たに事業を始めるときはもちろん、既存事業の成長戦略を明確にしたい場面でも、その役割は変わりません。

目的もさまざまで、頭の中にある考えを言語化するために使われることもあれば、金融機関や関係者に事業内容を説明し、理解や協力を得るために作成されることもあります。

こうした事業計画書は、近年ではパワーポイント(ppt)で作成されるケースが主流です。視覚的に整理しやすく、説明資料としても使いやすい一方で、実際に作ろうとすると、構成の考え方やスライドのまとめ方に悩む方も多いのではないでしょうか。

本コラムでは、パワーポイントを使って事業計画書を作成する際の基本的な考え方から、具体的な作成方法までを丁寧に解説します。

事業計画書の作成など、スタートアップ向けにさまざまなサービスを提供するBusiness Jungleが、実際に作成した事業計画書のパワーポイントサンプルや見本をもとに紹介していきます。そのため、完成イメージを掴みながら読み進めていただけるはずです。

本記事で作成できる事業計画書のサンプル・見本

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本記事の監修 松浦英宗(まつうらえいしゅう)
創業・事業成長に必要なサービスをオールインワンで提供するBusiness Jungleの代表。
外資系戦略コンサルティング会社(アーサー・ディ・リトル・ジャパン)などにおいて、事業計画書作成や事業戦略立案に関する豊富な経験を有する。

パワーポイントで事業計画書を作成するメリット

事業計画書は、WordやExcelなどさまざまな形式で作成することができますが、近年ではパワーポイント(ppt)で作成されるケースが非常に増えています。それには、事業計画書とパワーポイントが非常に相性が良いという背景があります。

まず大きなメリットは、情報を構造的かつ視覚的に整理できる点です。
事業計画書では、市場分析、競合分析、自社戦略、数値計画など、扱う情報量が多くなりがちです。パワーポイントであれば、1スライド1テーマを基本として情報を配置できるため、論点が混在せず、読み手にとって理解しやすい資料に仕上げることができます。

次に、説明資料としてそのまま活用できる点も重要です。
事業計画書は「作成して終わり」ではなく、金融機関との面談や社内説明、パートナーへの共有など、口頭で説明する場面が多くあります。パワーポイントで作成しておけば、資料を映しながら説明でき、話す内容と資料の流れを自然に一致させることができます。

また、修正や更新がしやすい点も見逃せません。
事業計画は状況の変化に応じて見直しが必要になります。パワーポイントであれば、スライド単位で修正できるため、計画の一部を変更したい場合でも全体を作り直す必要がありません。数字や戦略の変更にも柔軟に対応できます。

さらに、第三者視点を意識しやすいというメリットもあります。
スライドという制約があることで、自然と情報を取捨選択する思考が働き、「本当に伝えるべき内容は何か」を整理しやすくなります。結果として、読み手に配慮した、伝わる事業計画書になりやすいです。

このように、パワーポイントは事業計画書を分かりやすく、実用的にまとめるうえで非常に優れた形式です。初めて事業計画書を作成する方にとっても、既に計画を持っている方にとっても、有力な選択肢と言えるでしょう。

それでは、具体的に各スライドのサンプル・見本をのぞいていきましょう!

サンプル・見本① 表紙

表紙は、事業計画書全体の第一印象を決める重要なスライドです。
読み手は、まず表紙を見て「どのような事業の計画書なのか」を判断します。そのため、事業名はもちろん、場面に応じて計画対象期間や作成者情報といった情報を記載することが必要です。

一方で、情報を詰め込みすぎる必要はありません。
文字数は必要最小限に抑え、事業の雰囲気や方向性が伝わる画像や配色を組み合わせることで、資料全体のトーンを統一することができます。デザインに自信がない場合でも、画像と文字に絞ってシンプルに配置するだけで、十分に整った印象になります。

表紙は中身を読み進めてもらうための入口です。
分かりやすさと信頼感の両立を意識し、読み手が安心して次のスライドへ進めるよう設計しましょう。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

サンプル・見本② アジェンダ

アジェンダは、事業計画書の全体像を示すための重要なスライドです。
読み手にとって、ここで資料の構成を把握できるかどうかによって、その後の理解度が大きく変わります。事業計画書は情報量が多くなりやすいため、最初に流れを共有しておくことが欠かせません。

アジェンダには、これから説明する主要な項目を簡潔に並べます。
各項目の詳細を記載する必要はなく、全体の構成と順番が伝わることを優先しましょう。読み手は、目次を見ることで「どこまで説明されるのか」「自分が知りたい内容が含まれているか」を判断します。

全体像が分からないまま説明が続く資料は、内容が良くても理解しづらく感じられてしまいます。
冒頭でアジェンダを示すことで、読み手の不安を取り除き、安心して資料を読み進めてもらえる状態を作ることができます。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

サンプル・見本③ 要約

本スライドは、事業計画書全体を要約したスライドです。
この1枚を読むだけで、事業の概要や計画の方向性を把握できる状態を目指します。特に、時間に限りのある金融機関や意思決定者にとって、最も重要視されるスライドの一つです。

ここでは、事業の概要、解決しようとしている課題、提供する価値、収益の考え方といった要素を簡潔に整理します。
詳細な説明や数値は後続のスライドに任せ、あくまで全体像をつかんでもらうことを意識しましょう。

要約が分かりやすく整理されていると、読み手はその後のスライドを「検証」や「補足」の観点で安心して読み進めることができます。
事業計画書全体の理解度を左右する重要なスライドとして、丁寧に作成しましょう。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

サンプル・見本④ 事業のゴール

事業のゴールでは、この事業を通じて何を実現したいのかを明確に示します。
単なる売上目標や短期的な成果ではなく、事業としてどのような価値を提供し続けたいのか、中長期的な視点で言語化することが重要です。

このスライドでは、事業の目的や存在意義を整理します。
誰の、どのような課題に向き合い、どのような状態を目指すのかを明確にすることで、計画全体の軸が定まります。ここで示した方向性は、その後の市場分析や戦略立案、数値計画の判断基準になります。

目指す方向性が曖昧なままでは、戦略や計画に一貫性が生まれません。
事業の意思決定の拠り所となる考え方として、分かりやすく、ぶれのない表現でまとめることを意識しましょう。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

サンプル・見本⑤ 市場分析

市場分析では、まず本事業が属する業界の規模と成長性を整理します。
業界全体の市場規模がどの程度あり、過去から現在にかけてどのような推移をたどってきたのかを把握することで、事業としての前提条件が整っているかを確認します。市場が拡大傾向にあるのか、成熟しているのか、あるいは縮小しているのかによって、取るべき戦略や成長スピードの考え方は大きく変わります。可能であれば将来予測にも触れ、なぜ今この業界に取り組む意義があるのかを説明します。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

次に、業界全体の動向を踏まえたうえで、顧客が抱えている課題を整理します。
顧客は現在どのような方法で課題を解決しようとしているのか、そしてその方法にはどのような不満や限界があるのかを明確にします。業界が成長している背景には、必ず顧客側のニーズや環境変化があります。その変化を具体的に言語化することで、本事業の必要性が浮き彫りになります。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

業界の規模・成長性と、顧客の抱える課題をセットで整理することで、市場としての魅力と、事業機会の存在を同時に示すことができます。この分析は、後続の競合分析や自社戦略の前提となる重要な要素です。

サンプル・見本⑥ 競合分析

競合分析では、まず市場内に存在する競合の一覧を整理します。
直接的に同じ商品・サービスを提供している企業だけでなく、顧客の課題を別の方法で解決している代替手段も含めて洗い出すことが重要です。競合を幅広く捉えることで、市場における選択肢の全体像が見えてきます。

競合の一覧を整理した後は、それぞれの特徴を比較します。
価格帯、提供内容、ターゲット顧客、提供方法などの観点から整理することで、各競合がどのような強みを持ち、どのような弱みを抱えているのかが明確になります。この段階では、優劣をつけることよりも、違いを正確に把握することを重視します。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

次に、競合のポジショニングを整理します。
市場をいくつかの軸で分解し、競合がどの領域に集中しているのかを可視化します。これにより、競合が多くひしめく領域と、比較的競争が緩やかな領域が見えてきます。自社がどのポジションで事業を展開すべきかを検討するための重要な材料となります。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

競合分析の目的は、競合を否定することではありません。競争環境を正しく理解し、自社が選ばれる理由を見つけるために検討しましょう。

サンプル・見本⑦ 自社戦略

自社戦略では、市場分析と競合分析の結果を踏まえ、自社がどのような考え方で事業を展開していくのかを具体的に整理します。
ここでは4Pの視点を用いることで、戦略の抜け漏れを防ぎ、実行可能性の高い計画へと落とし込みます。

まず、Product(商品・サービス)についてです。
自社が提供する商品・サービスは、顧客のどの課題を解決するためのものなのかを明確にします。重要なのは、機能や特徴を並べることではなく、顧客にとってどのような価値が生まれるのかを言語化することです。利用前と利用後で何が変わるのか、顧客の行動や判断がどのように改善されるのかを具体的に示すことで、事業の本質的な価値が伝わります。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

次に、Price(価格)について整理します。
価格は単なる金額設定ではなく、提供価値をどう評価してもらうかを示す要素です。競合との価格差だけでなく、なぜその価格帯に設定するのか、顧客にとって納得感のある理由を説明します。コスト構造や収益性とのバランスを踏まえつつ、継続的な事業運営が可能な価格設計であることを示すことが重要です。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

Place(販売方法)では、商品・サービスをどのような形で顧客に届けるのかを整理します。
実店舗、オンライン、紹介、提携など、顧客の行動特性に合った接点を明確にし、なぜその方法を選択するのかを説明します。提供方法は、利便性や信頼性にも直結するため、事業の印象を左右する重要な要素です。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

最後に、Promotion(販促方法)です。
顧客に事業を知ってもらい、興味を持ち、利用に至るまでの流れを想定し、どの段階でどのような情報発信を行うのかを整理します。単発の施策ではなく、継続的に集客につなげる「仕組み」を設計することで、場当たり的ではない安定した事業運営が可能になります。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

サンプル・見本⑧ 実行ロードマップ

実行ロードマップでは、これまでに整理した自社戦略を、どのような手順で実行に移していくのかを具体化します。
どれほど優れた戦略であっても、実行計画が曖昧なままでは成果につながりません。このスライドの目的は、事業を現実的に前進させる道筋を示すことです。

まず、事業の立ち上げから成長までをいくつかのフェーズに分けて整理します。
初期段階では、最小限のリソースで事業を成立させることを重視し、提供価値の検証や顧客の反応確認に注力します。次の段階では、得られた知見をもとに改善を重ね、集客や提供体制を段階的に拡大していきます。

各フェーズごとに、いつまでに何を達成するのかを明確にすることが重要です。
売上目標や顧客数だけでなく、仕組みづくりや体制構築といった定性的な目標も併せて整理します。これにより、進捗状況を客観的に把握しやすくなります。

活動計画は、パワーポイントの冒頭で示した目指す方向性を、段階的かつ現実的に実現するための設計図です。
無理のないスケジュールと優先順位を設定し、実行可能性の高い計画としてまとめましょう。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

サンプル・見本⑨ 財務計画

財務計画では、事業の収益性や持続性を数値で示します。
読み手が最も重視するポイントの一つであり、事業計画全体の信頼性を左右する重要なスライドです。

まず、売上の見通しについて整理します。
どのような前提で売上が発生するのかを明確にし、単価や数量、成長ペースを分解して説明します。感覚的な数字ではなく、活動計画と連動した現実的な数値設定を行うことが重要です。

次に、費用構造を整理します。
人件費、広告費、外注費、固定費など、主なコスト項目を洗い出し、事業規模の拡大に伴ってどのように変動するのかを示します。これにより、利益がどのタイミングで生まれるのかが明確になります。

さらに、最終的な損益の推移についても触れます。
売上と費用を踏まえ、どのような利益に着地するのかを検討しましょう。長期にわたって赤字が継続するようであれば、売上・費用の前提を見直す必要があるかもしれません。

財務計画は、数字の正確さだけでなく、前提条件の妥当性が重要です。事業の実態に即した説明を行い、読み手が納得できる形でまとめましょう。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。
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記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。
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サンプル・見本⑩ 裏表紙

裏表紙は、事業計画書の締めくくりとして、資料全体を落ち着いて終わらせる役割を持つスライドです。
内容を詰め込む必要はなく、「ここで資料が完結する」ということが読み手に伝われば問題ありません

その際は、事業名や作成者情報、連絡先、事業を通じて目指す方向性や、計画に込めた想いなど、事業計画書の用途に応じて記載すべき情報を取捨選択しましょう。

記載されている内容はサンプル・見本であり、実際の弊社の計画内容とは異なります。

まとめ|パワーポイントで伝わる事業計画書を手に入れる

本コラムでは、パワーポイントで事業計画書を作成する際に押さえておきたい構成と、それぞれのスライドで記載すべき内容について解説してきました。
事業計画書は、単に情報を並べた資料ではなく、事業の方向性や実行力を第三者に伝えるための重要なコミュニケーション手段です。

表紙やアジェンダで全体像を分かりやすく示し、その後に計画を要約して伝え、市場分析や競合分析によって事業環境を整理します。

そして、自社戦略として提供価値や価格、販売方法、販促の考え方を明確にし、活動計画と財務計画によって実行可能性を示すことが、説得力のある事業計画書につながります。

本コラムで紹介した考え方や構成を参考にしながら、自身の事業に合った事業計画書をパワーポイントで作成してみてください。事業の想いと計画が整理されることで、次の一歩を踏み出すための確かな指針となるはずです。

そして、最後に一言だけ!

Business Jungleと一緒に事業計画書を作成したい方はぜひご連絡ください。刺さる事業計画書を9,800円から作成代行させていただきます!

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