ビジネスピッチやピッチコンテストに向けてスライドを作成しようとすると、多くの方が「どのようなスライドを作れば評価されるのか分からない」「参考になる事例が見つからない」と壁にぶつかってしまいます。
構成やデザインに迷ったまま作成が進まず、十分に事業の魅力を伝えきれないピッチ資料になってしまうケースも少なくありません。
本記事では、ビジネスピッチやピッチコンテストで使われるピッチスライドの事例を整理しながら、評価されやすい資料に共通する考え方やポイントを分かりやすく解説します。
ピッチスライドの具体例を見ながら全体像をつかみたい方や、これからピッチ資料を作成・改善したい方は、ぜひ参考にしてください。
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本記事の監修 松浦英宗(まつうらえいしゅう)
創業・事業成長に必要なサービスをオールインワンで提供するBusiness Jungleの代表。
外資系戦略コンサルティング会社(アーサー・ディ・リトル・ジャパン)などにおいて、事業戦略立案や資料作成に関する豊富な経験を有する。
ピッチスライドの事例集
ピッチスライドは、事業の魅力や将来性を短時間で伝えるための資料であり、構成や見せ方によって評価が大きく左右されます。
ここでは、ビジネスピッチやピッチコンテストで活用しやすい代表的な事例をタイプ別に3つ整理し、どのような考え方で作られているのかを確認していきます。
「自分がピッチ資料を作るのであれば、どのような構成を採用すべきか」という発想で、各事例を眺めてください。
ピッチスライドの事例①:王道の事例
王道のピッチスライドは、事業を通して目指す姿を最初に示し、市場や競合の分析、自社戦略、活動計画、財務計画へと段階的に情報を積み上げていく構成が特徴です。
インパクトよりも論理性を重視し、読み手が自然に事業全体を理解できる流れになっています。
金融機関向けの融資資料など、口頭ではなく書面での事業説明を重視するピッチに向いている事例と言えるでしょう。
ピッチスライドの事例②:課題・解決策型の事例
課題・解決策型のピッチスライドは、最初に市場や社会が抱える課題を明確に提示し、その解決策として自社のサービスを示す構成が特徴です。
直感的に理解しやすく、ビジネスピッチ・ピッチコンテストの短時間審査とも相性が良い形式です。
後半で市場性やビジネスモデルを補足することで、説得力を高めています。
ピッチスライドの事例③:スタートアップ特化の事例
スタートアップ特化型のピッチスライドは、課題や解決策に加えて、チーム体制や実績、資金調達額と使途を強調している点が特徴です。
実績が少ない段階でも、誰が事業を推進し、どのように成長させていくのかを具体的に示すことで信頼を獲得しています。
スタートアップを扱う投資家やビジネスピッチ・ピッチコンテストを意識した構成と言えるでしょう。
ビジネスピッチやピッチコンテストで「勝てる」資料の6要素
ビジネスピッチやピッチコンテストでは、デザインの良さはもちろん、事業の有望さを短時間で納得させられるかが重要です。
ここでは、対面でのプレゼンや書類での審査など、どのような場面でも評価されやすい勝てるピッチスライドに共通する6つの要素を整理します。
これらの要素をピッチ資料に盛り込むだけで、あなたのピッチの格を数段押し上げてくれるはずです。
勝てるピッチスライド①:課題
課題スライドでは、誰がどのような状況で困っているのかを明確に示すことが重要です。
課題が曖昧だと、その後の解決策や事業価値も伝わりません。感覚的な表現ではなく、具体的なシーンや数値を提示することで、読み手が「確かにそうだ」と納得できる課題設定になります。

勝てるピッチスライド②:解決策
解決策スライドでは、その課題に対して自社がどのような方法で解決するのかを端的に示します。
単なる機能の説明に偏らず、課題がどのように解消されるのかという具体性に焦点を当てることがポイントです。なぜ自社でなければならないのかが自然に伝わる表現を心がけましょう。

勝てるピッチスライド③:市場分析
市場分析では、市場規模や成長性を示し、事業が将来的にどれだけ広がる可能性を持っているかを説明します。
市場が十分に大きく、成長余地があることは、ピッチの受け取り手が投資や支援を判断するうえで重要な要素です。数字を用いて客観的に示すことで、事業の将来性に説得力を持たせます。

勝てるピッチスライド④:競合分析
競合分析では、競合の存在を前提としたうえで、自社がどの立ち位置で戦うのかを明確にします。
競合がいないと主張するのではなく、競合と比較した際の違いや優位性を整理することが重要です。なぜ選ばれるのかを論理的に示すことで、自社の勝ち筋が見えてきます。

勝てるピッチスライド⑤:活動計画
活動計画スライドでは、事業をどのようなステップで成長させていくのかを示します。
理想論ではなく、現実的なスケジュールや優先順位を示すことで、実行力を感じてもらえます。短期・中期・長期の取り組みを整理し、計画性のある事業であることを伝えましょう。

勝てるピッチスライド⑥:財務計画
財務計画は、事業が継続的に成り立つか、そして発展するかを判断する重要な材料です。
売上や利益の数字だけでなく、その前提となる根拠を簡潔に示すことが求められます。現実的で一貫性のある数値計画を示すことで、事業への信頼度を大きく高めることができます。

ビジネスピッチやピッチコンテストで「勝てる」資料のQ&A
ビジネスピッチやピッチコンテストでは、資料の完成度が評価結果を大きく左右します。しかし、何枚が適切なのか、審査員はどこを見ているのかなど、作成時に悩むポイントは少なくありません。
この章では、ビジネスピッチやピッチコンテストの現場でよく寄せられる疑問をQ&A形式で整理し、勝てるピッチスライドを作るための実践的な考え方を解説します。
Q.ピッチスライドは何枚くらいが最適?
A.一般的には10〜20枚前後が最適とされています。限られた時間で事業の全体像を伝える必要があるため、情報を詰め込みすぎず、1スライド1メッセージを意識して構成することが評価につながります。
Q.ビジネスピッチやピッチコンテストで評価される資料は?
A.評価される資料は、事業内容が分かりやすく、課題から解決策、成長性までが一貫したストーリーで整理されています。デザインはもちろん、論理性や数字の妥当性が重視される点も忘れてはいけません。
Q.ビジネスピッチやピッチコンテストで審査員は何を見ている?
A.審査員は事業の新規性だけでなく、市場性、競合優位性、実現可能性、成長可能性などを見ています。特に課題設定の妥当性と、それを解決できる根拠が示されているか、そして課題解決時の社会的なインパクトはどれほどかが重要な判断材料になります。
Q.ピッチスライドの作成で特に気を付けるべきことは?
A.最も注意すべき点は情報の詰め込みすぎです。伝えたい内容を整理せずに盛り込むと、結局何が強みなのか分からなくなります。読み手の理解スピードを意識した構成が欠かせません。情報を入れることよりも、削ることのほうが大切です。
Q.ピッチ資料はどのように作成すべき?
A.最初に目的と読み手を明確にし、その後に全体構成を設計することが重要です。そのうえで、いきなりスライドを作らず、文章で内容を固めてからデザインに落とし込むと、完成度が高まり、かつ手戻りも大幅に削減することができます。
Q.ピッチスライドは自作すべき?プロに依頼すべき?
A.事業戦略の策定に不安がある場合は、プロに依頼するのも有効です。一方で、初期段階では自作して事業理解を深める価値もあります。目的やフェーズに応じて選択することが大切です。もしプロに依頼したい場合は、わたしたち「Business Jungle資料作成」にお声がけください。
【無料ダウンロード可能】ピッチスライドのテンプレート
ここまでで、ピッチスライドの事例や、ビジネスピッチ・ピッチコンテストで押さえるべきポイントについて、よく理解できたと思います。
最後に、ピッチスライドを自作しようと考えている方のために、今回ご紹介した事例から一部を抜粋して、テンプレートをプレゼントさせていただきます。基本のかたちを守りつつ、自社なりにアレンジしてご使用ください。
※権利の関係上、画像は一部差し替えています。
まとめ
ビジネスピッチやピッチコンテストで評価されるピッチスライドには、構成や表現に共通する考え方があります。
本記事で紹介した事例や6つの要素を押さえることで、事業の魅力や将来性を短時間で的確に伝えられる資料に近づけることができます。まずは事例を参考に型を理解し、自社の状況や目的に合わせて調整していくことが重要です。
ピッチスライドは、次の機会を引き寄せるための重要な資料です。本記事をヒントに、勝てるピッチ資料づくりに取り組んでみてください。
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