パワーポイントなどで資料を作成する際、文章だけで説明しようとして「伝わりにくい」「長くなりすぎる」と感じたことはないでしょうか。
そんなときに力を発揮するのが図解デザインです。
複雑な情報や関係性も、図解デザインとして整理することで一目で理解できるようになります。理解が容易であれば、読み手の負担を減らし、信頼構築につなげることができます。
本記事では、実務でよく使われる図解デザインの基本パターンを19種類に整理し、それぞれを実例とともに解説します。
すぐに活用できるテンプレートも用意しているので、ぜひダウンロードしてご活用ください。
最後まで読めば、図解デザインの基本を理解できるはずです。
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本記事の監修 松浦英宗(まつうらえいしゅう)
創業・事業成長に必要なサービスをオールインワンで提供するBusiness Jungleの代表。
外資系戦略コンサルティング会社(アーサー・ディ・リトル・ジャパン)などにおいて、事業戦略立案や資料作成に関する豊富な経験を有する。
図解デザインとは
図解デザインとは、伝えたい内容を視覚的な構造に落とし込み、誰にでも分かりやすく示すための手法です。
文章をそのまま並べるのではなく、図として整理することで、情報の全体像やポイントが明確になります。
図解を活用することで、読み手の負担を減らし、印象に残りやすい資料を作ることができます。
その結果、説明の効率化や意思決定のスピード向上にもつながります。
皆さまも、文字だけで書かれた資料を見て「よく分からないな」「退屈だな」と思ったこと、そして図解デザインで整理された資料を見て「分かりやすい」「ワクワクする」と感じたことがあるはずです。
それこそが、図解デザインの効果であり、資料の品質を格段に向上させてくれます。
図解デザインの種類
図解デザインは、本当に数多くの種類があります。
すべてを覚えようとしても大変なため、まずは代表的な19種類に絞って理解すれば十分です。
重要なのは、とにかく実例を目で見て、実際にマネして使ってみることです。
そうした訓練を繰り返すうちに、おのずと知識がストックされていきます。
この後の章では、それぞれの図解デザインについて詳しく見ていきます。
1種類につき、2つずつ事例を紹介していきますので、ぜひ理解を深めてください。
| 大分類(5種類) | 小分類(19種類) |
| 流れ・プロセスを示す図解デザイン | 横並びのフロー |
| 縦並びのフロー | |
| サイクル・循環 | |
| 時系列・タイムライン | |
| ビフォーアフター | |
| 比較・対比を示す図解デザイン | 項目比較 |
| 規模比較 | |
| 表 | |
| マトリクス | |
| 放射 | |
| 構造・階層を示す図解デザイン | ツリー・樹形図 |
| 階層 | |
| 階段 | |
| 関係性を示す図解デザイン | 相関図 |
| 因果関係 | |
| ベン図 | |
| レイアウトを示す図解デザイン | 横並びの配置 |
| 縦並びの配置 | |
| 横・縦の配置 |
流れ・プロセスを示す図解デザイン5選
まずは、流れ・プロセスを示す図解デザインを見ていきましょう。
具体的には、「横並びのフロー」「縦並びのフロー」「サイクル・循環」「時系列・タイムライン」「ビフォーアフター」の5つで整理されます。
記載する項目に、時間や順番の意味合いが含まれる場合は、ぜひ使用したい図解デザインです。
意味のある並びで示されると、人間の理解はぐっと深まります。
他にも図解デザインはたくさんあります。ぜひお気に入りのテンプレートを見つけてください。
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横並びのフロー
項目を横に並べて、時間や順番を整理したフローです。
人の視線は左から右に流れるため、読んでいてストレスがありません。また、パワーポイントのスライドは横長であることが多いため、スペースを十分に活用できることも魅力的です。


縦並びのフロー
こちらは項目を縦並びにしたフローです。
各項目について、長い説明文を追加したい場合などでは、横並びよりも使いやすいデザインです。特に、人間は長文を見る際、小さいスペースで何度も改行されるよりも、大きいスペースで記載されているほうが見やすいと感じます。


サイクル・循環
項目の関係性を、サイクル・循環構造で示した図解です。
一般的なものとしては、4項目を円を描くようにして順番に示すパターンが多いですが、3項目を三角形で示すなど、表現の方法に制約はありません。


時系列・タイムライン
時間や期間を示したい際は、時系列・タイムラインとして整理すると見やすくなります。
企業の沿革や、プロジェクトのスケジュールなどを整理する際に、頻繁に登場する図解デザインです。作成する際は、原則として情報を左から右に、あるいは上から下に配置するようにしましょう。


ビフォーアフター
何かしらの情報の「前」と「後」を示した図解デザインです。
矢印などを活用して、ビフォーからアフターに流れていることを、直感的に示すことがポイントです。ビフォーとアフターともに、同じような構成にすると対応関係が分かりやすくなりますが、もちろん構成を変えても問題ありません。


比較・対比を示す図解デザイン5選
次は、比較・対比の図解デザインです。
「項目比較」「規模比較」「表」「マトリクス」「放射」という5つのパターンを見ていきましょう。
人間は単純に情報を示されるよりも、比較・対比する対象があったほうが格段に判断がはかどります。
非常に頻繁に使用される図表デザインになりますので、しっかりと理解しておきましょう。
他にも図解デザインはたくさんあります。ぜひお気に入りのテンプレートを見つけてください。
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項目比較
シンプルに、項目を並べた図表デザインです。
ポイントは、同じようなデザインで各項目を並べること。デザインを変えないことで、比較する視点も同じにすることができ、読み手の負担を大きく軽減することができます。


規模比較
規模比較では、数字をもとにグラフを作成し、規模を比較する手法です。
使用するグラフは、棒グラフでも円グラフでも、あるいは他のグラフでも構いません。状況に応じて、最適なデザインを採用するようにしましょう。


表
表は最も一般的な比較・対比方法かもしれません。
行と列でシンプルに構成されており、情報を一覧化して並べたい際には非常に有効です。そして何よりも、情報の追加や削除が必要な際、運用が非常に簡単なことも魅力です。


マトリクス
マトリクスは縦軸・横軸を設定し、そのうえに情報をマッピングする図解デザインです。
基本的には4象限を作成して、それぞれの象限を分類して情報整理することになります。競合分析などで、しばしば登場する手法です。


放射
放射は、情報の広がりを表現するための図解デザインです。
多くの場合は、円形のグラデーションなどを使用しますが、複数の円を活用・配置するようなパターンもあります。少し活用が難しいデザインですが、使いこなせるとおしゃれなスライドに仕上げることができます。


構造・階層を示す図解デザイン3選
構造・階層を示すデザインも見ていきましょう。
「ツリー・樹形図」「階層」「階段」という3つのパターンに分類できます。
情報を単に並べるのではなく、構造・階層で示すことで一気に情報理解が進みます。
複雑に見える情報も、何か共通点はないかを考え、構造化・階層化して示してみましょう。
他にも図解デザインはたくさんあります。ぜひお気に入りのテンプレートを見つけてください。
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ツリー・樹形図
ツリー・樹形図は、登場する項目同士を線でつなぎ、関係性を示した図解デザインです。
大項目・中項目・小項目のように、項目同士に上下関係がある場合、ぜひ使用していただきたい構成です。項目が線でつながっていることで、一目見るだけで関係性を理解することができます。


階層
階層は、何かの情報を階層構造で示す図解デザインです。
売上などの数字の積み上げ、組織図などの上下関係など、少しでも階層としての属性がある場合に使用したいアイデアになります。


階段
階段は、その名の通り階段構造で示す図解デザインです。
一歩一歩ステップアップしていくような情報を整理する際に、非常に使い勝手のよい手法になります。イラストで階段をそのまま示してもよいですし、あるいは項目の高さを変えて階段のイメージを伝えてもよいでしょう。


関係性を示す図解デザイン3選
項目同士の関係性を示す図解デザインも、登場頻度が多いため覚えておかなくてはいけません。
特に、「相関図」「因果関係」「ベン図」は頻繁に目にすることになるでしょう。
関係性の整理は、図解デザインの最も得意とするところかもしれません。
しっかりとマスターしていきましょう。
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相関図
相関図は、項目同士の関係性を示すものであり、図解デザインとして最も一般的な内容です。
登場人物の説明を加えたり、人物間に矢印を追加して対応関係を示したりするものです。ビジネスモデルなどを解説したい場合に、非常に使い勝手のよいデザインです。


因果関係
因果関係は、情報を「〇〇だから〇〇」というかたちで、関係性を示すものです。
左右で情報を配置し、そのうえで矢印などでつなげると、一目見るだけで対応関係を理解することができます。背景と目的、背景と課題、課題と解決策など、あらゆる場面で活躍する図解デザインです。


ベン図
ベン図は、円を複数重ね、重複する箇所に意味合いを求める図解デザインです。
要素同士の重なりに関して、伝えたいメッセージがある場合はぜひ使用したいです。活用場面は少ないかもしれませんが、もし使いこなすことができれば大きな武器になるはずです。


レイアウトを示す図解デザイン3選
レイアウトを示す図解デザインは、最もシンプルでありながら、それゆえに非常に汎用性の高い内容です。
ここでは配置方法として、「横並びの配置」「縦並びの配置」「横・縦の配置」を見ていきます。
単純に配置するだけに見えますが、奥が深い領域です。
いかに統一感や規則性を演出できるかがポイントです。どのような場面でも使用できるデザインであるため、しっかりと身につけましょう。
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横並びの配置
こちらは、項目を横並びで配置するデザインです。
項目同士を同じルールで規則正しく配置するだけで、洗練された雰囲気が生まれます。窮屈になりすぎないように、並べる情報量には配慮するようにしてください。


縦並びの配置
縦並びの配置では、情報を縦に整列させていきます。
掲載したい文章が長いようなケースでは、横並びにするよりも文章の読みやすさが向上します。横並びがいいか、縦並びがいいか、状況に応じて使い分けるようにしましょう。


横・縦の配置
ここまでで紹介した、横・縦の配置を組み合わせた図解デザインです。
並べたい情報が多いような場合、横だけ、あるいは縦だけでは非常に窮屈になってしまいます。そのような場合は、横・縦の両者を組み合わせた配置を検討しましょう。


図解デザインで押さえるべき4つのコツ
図解デザインを効果的に活用するためには、いくつかの重要なポイントがあります。
ただ見た目を整えるだけでは、本当に分かりやすい図解にはなりません。
ここでは、実務で特に意識したいコツをご紹介しておきます。
ご紹介済みのデザインを踏まえながら、それらデザインを作る際には何に注意すべきかという視点でご確認ください。
まず大前提として、「何を伝えたいのか」を明確にすることが大切です。
情報をすべて盛り込もうとすると、図が複雑になり、かえって理解しづらくなります。メッセージは1つに絞り、その主張を最も分かりやすく表現できる図解パターンを選びましょう。
次に大切なのは、「情報を削る勇気」です。
図解は、足し算よりも引き算が重要です。不要な装飾や過剰なテキストを削ぎ落とすことで、伝えたいポイントが際立ちます。余白を意識し、読み手が一瞬で全体像をつかめる設計を心がけましょう。
「ルールを統一する」ことも欠かせません。
フォントサイズ、色、枠線の太さ、配置間隔などに一貫性があるだけで、資料の完成度は大きく向上します。統一感は信頼感に直結するため、一体感のあるデザインになるようにしてください。
そして何よりも大切なのは「マネから始める」ことです。
優れた図解デザインを数多く見て、実際に再現してみることで、自然と引き出しが増えていきます。ゼロから生み出そうとするのではなく、まずは型を身につけることが、図解デザインをマスターするための最短ルートです。
さいごに|図解デザインはマネから始めよう
本記事では、代表的な19パターンの図解デザインをご紹介させていただきました。
ご覧いただいてお分かりになったように、文章だけで説明されるよりも、図解デザインを活用することで圧倒的に理解が深まります。
なかなかマスターするのが難しいように感じるかもしれませんが、怖がることはありません。
図解デザインの事例をできる限り多く見て、マネするだけで、近い将来必ず身に付けることができます。
気になるデザインがあれば、ぜひダウンロードしてご活用ください。
本記事が、皆さまの資料作成のお役に立てば幸いです。
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