ピッチ資料の参考例やサンプルを探している方の多くは、資料の完成イメージが描けず、作成途中で手が止まってしまっているのではないでしょうか。
特に、海外企業のピッチ資料はインターネットで確認できるものの、日本企業の事例をもとに整理された情報は少なく、何を基準にして作成すればよいのか分からないまま悩むケースも少なくありません。
本記事では、日本企業のピッチ資料サンプルをもとに、構成の考え方や作り方を分かりやすく整理します。ぜひ最後までご覧ください。
Business Jungleと一緒に作成できるピッチ資料のサンプル
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本記事の監修 松浦英宗(まつうらえいしゅう)
創業・事業成長に必要なサービスをオールインワンで提供するBusiness Jungleの代表。
外資系戦略コンサルティング会社(アーサー・ディ・リトル・ジャパン)などにおいて、事業戦略立案や資料作成に関する豊富な経験を有する。
ピッチ資料とは
そもそもピッチ資料とは、事業内容や将来性を第三者に短時間で理解してもらうために作成する資料であり、スライド形式で作成されることが多いです。
記載すべき内容にルールはありませんが、原則としては、市場における何かしらの課題から始まり、それを解決するための商品・サービスの紹介、そして事業を成立させるための情報整理というかたちで構成されます。
主な読み手は、投資家や金融機関、審査員、提携先候補などであり、ピッチ資料は出資や融資、事業連携の可否を判断する材料として使用されるため、企業にとってピッチ資料の出来は、事業の成功を大きく左右すると言っても過言ではありません。

ピッチ資料の参考例|日本企業のサンプル紹介
それでは実際に、ピッチ資料の参考例を3つ見ていき、ピッチ資料に対するイメージを具体化させていきましょう。
日本企業の参考例のみを取り扱っているので、きっとイメージが湧きやすいはずです。
参考例①:スタートアップの支援企業のピッチ資料
まずはわたしたち「Business Jungle」のピッチ資料からご紹介します。
本サンプルは、インパクト重視というよりも、段階的かつ緻密に情報を積み上げている点が特徴的です。
事業を通して目指す姿から始まり、その姿を実現するための市場・競合分析と自社戦略、そして活動計画と財務計画というかたちで、論理的にピッチ資料が構成されています。
参考例②:自治体支援サービスのピッチ資料
こちらは自治体が自由にビジネスコンテストを開催できるプラットフォーム「自治コン」のピッチ資料です。
まずは市場における課題を提示し、その解決策として自社の商品・サービスを示すインパクト・分かりやすさ重視の構成です。その後、裏付けとなる情報を記載していくことで、直感的に理解できるピッチ資料になっています。
参考例③:AIヘルスケアテックのピッチ資料
こちらはAIを活用した健康増進サービスを提供する「Wellbeing Lab」のピッチ資料です。
スタートアップらしく、ピッチ資料の後半に実績やチーム体制、資金調達額と使途などを記載している点がユニークでしょう。
創業したばかりでも、いかに信頼してもらうかを考えたピッチ資料と言えます。
参考例から学ぶ|ピッチ資料の基本構成
ここまでで、ピッチ資料のイメージはつかめたと思います。
この章では、イメージをもう一段階深めるために、先ほどご説明したAIヘルスケアテック「Wellbeing Lab」のピッチ資料を活用して、各スライドの中身に踏み込んでいきましょう。
ご自身でピッチ資料を作成される場合は、次からご紹介する内容をもとに、自分なりにアレンジして作成してみてください。
ピッチ資料サンプル1:表紙
どのようなピッチ資料でも、表紙は必要です。画像を大々的に使用してインパクトを重視しても、シンプルな内容にして高級感を演出してもよいでしょう。

ピッチ資料サンプル2:課題
あなたの商品・サービスが必要となるのは、この「課題」があるからです。感覚論ではなく、インタビューや統計情報など、信頼できるデータで課題を裏付けましょう。

ピッチ資料サンプル3:解決策
課題を解決する方法こそ、あなたの商品・サービスの内容になります。あなたの事業であれば課題を解決できるという理由を、存分に表現してください。

ピッチ資料サンプル4:市場性
規模が小さく、かつ縮小傾向にあるような市場では、どのような事業であっても将来性がありません。十分な規模と成長可能性があることを、数字で説得しましょう。

ピッチ資料サンプル5:ビジネスモデル
誰から・何を対価として・どのような報酬を得るのかを整理することで、ビジネスの解像度が大きく向上します。誰でも理解できるようなかたちで、事業の全貌を整理してください。

ピッチ資料サンプル6:競合性
事業は競合との関係性のなかで展開されます。そのため、自社が競合とどのように差別化されていて、なぜ競争に勝つことができるのかを説明することは必須です。

ピッチ資料サンプル7:実績
ピッチ資料を提示する相手に信頼してもらうには、実績を示すことが必要不可欠です。売上や事業進捗、表彰経験など、信頼を勝ち取るために必要な情報を示しましょう。

ピッチ資料サンプル8:チーム
スタートアップほど、チームを信頼できるかが、会社を信頼できるかということに直結します。組織のメンバーの経歴を示し、事業を確実に推進できるという安心を与えましょう。

ピッチ資料サンプル9:資金調達額と使途
資金調達を目的とするピッチであれば、読み手は調達した資金をどのように使用するかを気にします。成長のために正しく資金を使用できることを裏付けてください。

ピッチ資料サンプル10:裏表紙
裏表紙は、ピッチ資料の終わりを示す重要な役割を持ちます。メッセージや、問い合わせの導線としての連絡先など、必要事項もあわせて記載しておくとよいでしょう。

参考例から学ぶ|ピッチ資料の作り方
さて、ピッチ資料についてよくご理解いただけたと思いますが、実際にピッチ資料を作成する際は、どのような手順で作成すればいいのでしょうか。
実はここまでご紹介してきた参考例には、作り方にも共通点があります。「上手い作り方」を学んで、実践に活かしましょう。
手順①:ピッチ資料の作成目的を考える
まずは、このピッチ資料で誰に何を判断してもらいたいのかを明確にします。投資判断なのか、融資判断なのか、事業連携なのかによって強調すべき内容は異なります。目的を先に定めることで、資料全体の軸がぶれにくくなります。
手順②:ピッチ資料の構成・ストーリーを考える
次に、目的に沿って全体構成とストーリーを設計します。課題提示から解決策、市場・競合の動向など、各要素が自然につながる流れを意識しましょう。目次を作って、各章で何を述べたいのかを一言で表現すると、スムーズに取り組むことができます。
手順③:ピッチ資料の文章を考える
構成が固まったら、各スライドに記載する文章を先に作成します。この段階では「デザイン」は考えず、伝える「内容」の精度を優先しましょう。先に文章で整理しておくことで、後工程の修正や手戻りを大きく減らせます。
手順④:ピッチ資料のデザインを考える
最後に、作成した文章をもとにスライドデザインを整えます。最初から独自性を出す必要はなく、本記事でご紹介した参考例のレイアウトや配色を模倣するのがおすすめです。視認性を重視し、情報を詰め込みすぎず、1スライド1メッセージを徹底しましょう。

【無料ダウンロード可能】日本企業のピッチ資料のサンプル
今回ご紹介したピッチ資料の参考例について、無料ダウンロード可能なサンプルをご用意しておりますので、ぜひご活用ください。
これらサンプルをもとに、自分なりにアレンジすることで、ピッチ資料作成の手間が大幅に削減できるはずです。
※権利の関係上、使用画像は変更させていただいております。
ピッチ資料の作成をプロに依頼するなら
本記事では、ピッチ資料の参考例について、日本企業の事例をもとに解説させていただきました。しかし、それでもピッチ資料の作成ハードルは非常に高いことも事実です。
そんな方は、ぜひわたしたち「Business Jungle 資料作成」を頼ってください。これまで数多くのピッチ資料を作成してきた知見を存分に活かし、本気で刺さる資料を作成させていただきます。
Business Jungleと一緒に作成できるピッチ資料のサンプル
まとめ
ピッチ資料は、単に事業内容を説明するための資料ではなく、第三者に事業性を判断してもらうための意思決定資料です。そのため、見た目の良さだけでなく、課題設定から解決策、各種分析までを一貫したストーリーで整理することが欠かせません。
まずは、本記事でご紹介したような参考例を模倣し、型を押さえたうえで、自社の事業特性に合わせて調整していくことが、質の高いピッチ資料への近道です。
今回ご紹介した内容を活用し、伝わるピッチ資料を作成し、事業の成長機会につなげてください。
ちなみに、「自分で資料を作るのは大変・・・」「プロの力を借りたい!」という方は、「Business Jungle資料作成」をご利用ください!1枚3,000円から、あっと驚く資料作成のお手伝いをさせていただきます。まずはお気軽にご相談くださいませ。

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